Cogent Labsの「Tegaki」おすすめポイント

「Tegaki」は、株式会社Cogent Labsが提供するAI‐OCRソリューションで、大手金融機関などでも利用されています。

印刷された文字だけでなく手書きした書類をスキャンして取り込み、データ化して保存することが可能となっており、データ入力作業を効率化することでコスト削減を図り、生産性を向上することができます。

ビジネスシーンにおけるTegakiの活用シーンは幅広く、様々な業種での導入事例がありますが、新規導入にあたってはコストや性能など不明点が多く、不安を感じている人も少なくないはずです。

ここでは、Tegakiを導入することで業務が改善された導入事例とあわせて、ビジネスにどのようなメリットをもたらすのかについてお伝えします。

目次

「Tegaki」とは

パソコンなどで作成された文書や書籍と違い、自動認識が難しかった手書き文字を高速、勝つ高精度に読み取れるTegakiは、顧客から受け取った申込書類、アンケート用紙、医療機関の問診票なども容易にデータ化が可能となっており、新規導入数も増加を続けています。

初めてTegakiが登場したのは2017年8月、その後2019年にはさらに読み取り精度が改善され、世界最高水準の手書き文字認識精度を達成、精度が飛躍的に向上しました。

国内外の最新のAI研究をベースに一から見直しを図ることで、従来より利用していたディープラーニングモデルを全く新しいモデルを再構築、常に最新動向をつかむことで読み取り精度の継続的な向上も可能になっています。

Tegakiの特長

・活字も手書き文字もまとめて読取

研究結果では手書き文字の認識率99.22%を達成、データ入力業務の効率化とコスト削減を実現しています。

平仮名、片仮名、漢字、数字、アルファベット、記号などが含まれた手書きの書類と印刷された書類、チェックボックス入りの書類、丸囲い文字などの特殊文字を始めとした多様な文字が一つのサービスで読み取り可能となっているので、フォームごとにOCRを使い分ける必要はありません。

書類の選別も不要で、読み取り作業のプロセスが簡素化され利便性が格段にアップしています。

・他言語・専門用語にも対応可能

トレーニングデータを準備すれば外国語の手書き文字の読み取りも可能も可能、各業界の専門用語や業界特有の言語モデルとの連携で、さらに読み取り精度を高めることができます。

・優れた経済性

データ入力を人の手で行った場合、ひらがな5文字、漢字5文字を入力するコストは約18円、Tegakiの場合は同条件で1円以下となるため、事務作業にかかるコストを大幅に削減することが可能です。

Tegakiの導入事例

「受注処理スピードがアップ」 化粧品・サプリメント製造販売

Tegakiの導入前は、顧客から届く手書きのはがきやFAX、チラシの注文書をデータ化する際に外部に委託、入力されたデータを社内のシステムに連携するという流れで受注登録を行っていた。

月間数万件の膨大な注文処理を外部委託することでかかるコストの削減、重要な業務である受注登録を外部に委託せず内製化することで顧客に質の高いサービスを提供することを目的にTegakiを含むソリューションの導入を検討。

社内で取り組んでいる「業務量を50%削減する」という目標達成のためにも、手作業で行われていた受注登録を自動化する取り組みが必要だと感じていた。

以前からOCR機器の利用はしていたものの、商品番号などの数字のみの対応、FAXの読み取り結果は全件外注先がチェックするなど全ての業務に対応できるわけでなく、データ化にも時間がかかっていた。

こうしたOCR機器の老朽化も課題と考え、受注登録にかかる全ての課題に対応できるトータルソリューションとして導入を決定した。

「30%の業務削減」 金融機関

顧客からの申込書、業務に必要な各種書類など金融機関で扱う書類には様々な様式の手書き書類が存在し、これらをデータ化するための入力作業には相応のマンパワーが必要で、業務のスリム化を検討する際の大きな課題となっていた。

住宅ローンの事前審査申込書類などは、通常の業務で取り扱う書類よりも項目が多く、審査数自体も多いため、データ化するための入力作業が業務にも大きな負担となる。

作業が滞ることで顧客への審査結果の通知が遅れるなどの懸念もあったため、これらの課題を解決するためにAI-OCRの導入を検討し始めた。

Tegaki導入前は、データの打ち込み作業に常に追われている状態で、基本的に作業が追いついておらず、業務が停滞することでストレスを感じることもあった。

ストレスを感じているのは実際に入力業務を担当している人員だけでなく、外回りの営業職員にとっても負担となっていた。

Tegakiの導入を決めた一番の理由は操作性で、パソコン入力が苦手な現場の担当者でも直観的に扱えるインターフェース、シンプルな操作性が魅力的。

難しい操作が必要だったり、テンプレートの作り込みが必要だったりした場合、入力作業がこれまで以上に滞る恐れがあったが、Tegakiではそうした心配が全くなかった。

読み取り精度の高さについては、他社との比較が難しいものの精度に問題がなかったことは確かで、今後住宅ローンの事前審査申込書の読み取り以外の業務にも展開していくことを想定していたため、汎用的・拡張的に行内で展開を進めやすい、テンプレート作成を行内で内製化できるシンプルな操作性については他社と差別化できていると思う。

導入にあたってはTegakiで読み込みやすいように申し込みフォームを見直してフォーマットを一新、それによって読み取り精度がさらに向上した。

業務の流れは「PDFデータにスキャンしTegakiにファイルを移動」、「読み取り結果を確認、必要な修正を加えてデータを出力」、「自動審査システムに結果データを移動」というもので、読み取り精度が向上しているせいか、修正にかかる時間は当初よりも大幅に減っている。

これまでは1件の書類を処理するために20分程度かかっていたところ、Tegakiの導入によって5分~8分の時間短縮ができていることになるため、昨年度の実績で言えば年間350時間の業務時間削減が可能、顧客への審査結果の通知にかかる日数も従来は3日となっていたが、現在は1日短縮されて2日で回答できるようになった。

審査結果の通知時間を短縮することはサービス向上であり、顧客満足度の向上にもつながっていると考えている。

Tegakiの基本スペック

ソフト名 Tegaki
提供会社 株式会社Cogent Labs
対応言語 日本語(多言語や業界用語への拡張対応も可能)
無料版 あり(要問合せ)
AI搭載
対応OS
導入企業 株式会社ファンケル、株式会社仙台銀行、アットホーム株式会社など多数
利用対象 法人
価格 要問合せ
特徴 独自OCRによる認識率99.2%

Cogent Labsの企業情報

会社名 株式会社 Cogent Labs(コージェントラボ)
設立 2013年10月25日
所在地 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 36F

資本金 45億0259万円(準備金含む)
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