ナレッジグラフとは?
ナレッジグラフとはなんなのか
直近のコアアップデートなどでウェブサイトのSEO対策に追われて頭が痛い運営者も多いことでしょう。Googleでは不定期に新しい仕組みが導入されるので、そのたびウェブサイトを見直して、検索結果の上位表示のために必死になります。
ナレッジグラフはSEO対策のひとつとしてぜひ知っておきたい仕組みのひとつです。ナレッジグラフはキーワードを使って検索したネットユーザーに対して、関連するお役立ちウェブサイトを紹介しています。
検索したときにページの右側に大きく表示されるのがナレッジグラフです。
例えば、映画のタイトルで検索すると、その映画に関するナレッジグラフが表示されます。その映画に登場する俳優や映画の原作など、関連する画像、関連の深いキーワードなども表示されます。
なぜナレッジグラブが重要視されているのか
ウェブサイトを運営するならすべてのSEO対策に取り組みたいと思うことでしょう。ナレッジグラフもそのひとつになります。時代の流れとともにインターネットも進化を遂げていて、検索エンジンにおいてはかつてに比べてかなりスマートになりました。ただキーワードを並べるだけの無意味なウェブサイトがまったく表示されなくなったのもAIが進化した結果でしょう。
スマート化したこと、AIが進化したこと、これらがネットユーザーに対して痒いところに手が届くサービスを展開できるようになりました。ネットユーザーは検索する際、ひとつのフレーズを使って調べることもありますし、複数のフレーズを組み合わせることもあります。その都度ネットユーザーの欲しい情報を的確に提示するためにナレッジグラフはネットユーザーにとって重要な役割を果たします。
そこで、痒いところに手が届くウェブサイトが貴重な存在になりまして、具体的な情報に関連するコンテンツで作られたウェブサイトと認められることでナレッジブラフに表示されるようになり、結果的にネットユーザーの目に留まりやすくなり、アクセス数が飛躍的に伸びるわけです。
そのためにも必要になるのが、オリジナルでナレッジグラフを作り上げることです。ネットユーザーが欲しがる情報に関連するコンテンツを作る際、キーワード単体を意識するよりも、質問形式で検索するユーザーを意識することも大切です。
ちなみに単体のキーワードに比べて質問形式のように複数のキーワードを使って検索する人の割合は2倍から3倍ともいわれています。
ナレッジグラフの仕組み
気になるナレッジグラフの仕組み
ナレッジグラフに表示されるためには、その仕組みを知っておくことも大切です。Googleの検索エンジンは、Googleの検索エンジンを利用するネットユーザーに対して常に有利な情報を提供するよう努めています。そのひとつがナレッジグラフなわけですが、所在地や電話番号のようにユーザーが知りたいデータを集めます。集めたデータから一番適したと判断されたウェブサイトがナレッジグラフとして表示されます。
人為的ではなく自動的に表示されるので、ナレッジグラフに表示された情報をすぐに変えることは不可能ですが、Googleのマイビジネスなどのコンテンツを使えば一部の変更は可能となります。
ナレッジグラフにおけるメリットとは
ネットユーザーが検索したとき、関連するウェブサイトがナレッジグラフに表示されると、関連ウェブサイトにアクセスしやすいというメリットがあります。これはネットユーザー側のメリットではありますが、アクセスしやすいということはウェブサイトを運営する側から見るとアクセス数が飛躍的に増えることになります。
しかも電話番号が表示されていれば、そこから電話をかけることができますし、予約ができることもありますので、非常に使い勝手がいいとネットユーザーから高評価を得ています。
ウェブサイト側はGoogleのマイビジネスを使うことで位置情報を登録することができるので、ネットユーザーが検索したときに該当するウェブサイトとして表示されやすくなります。結果的に多くのユーザーの目に留まるようになるので知名度も高まります。
ナレッジグラフはネットユーザーもウェブサイト運営側もメリットがある仕組みのひとつなのです。
ナレッジグラフの注意すべきポイント
メリットの大きいナレッジグラフではありますが、ウェブサイト運営者にとって好ましくない情報が載ってしまうケースもあります。すぐに自力で変更できる仕組みになっていないので、しばらくはそのままの状態になることも珍しくないのがナレッジグラフの注意すべき特徴のひとつです。
もしもウェブサイトと全く関係のない画像が投稿されたときはGoogleのマイビジネスの管理画面にアクセスをして、該当する画像の削除を依頼してください。ウェブサイトの管理側が写真を投稿しても、ネットユーザーが投稿した写真がナレッジグラフに表示されることもあります。表示される画像を自由に選べない点はデメリットのひとつになってしまいます。
ナレッジグラフの表示方法
はじめにGoogleマイビジネスを利用する
Googleアカウントがない場合は先にGoogleアカウントを作成してください。作成したあとはGoogleのマイビジネスを使ってウェブサイトを登録します。Googleのマイビジネスとは、グーグルマップに情報を載せることができるシステムで、一度登録したあとは管理が出来ます。更新もできるので、途中で変更があった場合は速やかに変更しましょう。店舗を持たないタイプで運営している場合は、住所は未記入での登録が可能です。
Google側は登録されたGoogleマイビジネスの情報を収集して、それをまとめたものがナレッジグラフに表示されます。基本的な情報をはじめ、写真やイラストなど関連する画像を掲載したり、お得なキャンペーンなどが開催されるのであればその情報も一緒に掲載しましょう。
[sc_blogcard url=”https://www.venture-net.co.jp/seo/google-my-business/”]
構造化のデータを使う
Googleマイビジネスに登録を終えた後は、構造化のデータを使います。SEO対策として必要なもののひとつが構造化のデータをマークアップしたもので、運営するウェブサイトのHTMLを分かりやすく伝えることができるので、ナレッジグラフが表示しやすくなります。知識があるのなら直接HTMLに構造化データのマークアップを追加入力してみましょう。
ネットユーザーに有益なコンテンツを意識する
Googleマイビジネスに登録すれば構造化データを利用することができますが、これだけでナレッジグラフに掲載されるわけではありません。Googleはネットユーザーに有利な情報を提供することを目的のひとつにしているので、質の低いウェブサイトをナレッジグラフに表示させるわけにはいかないのです。これではアクセスしたユーザーをがっかりさせてしまうでしょう。
ナレッジグラフに表示されるのは質のいいウェブサイトです。質のいいウェブサイトとはネットユーザーに対してためになる情報を提供しているウェブサイトを言います。目立つのでクリック率も良いです。
難しい日本語だけで作られたコンテンツより、誰が読んでも理解しやすく、なおかつ内容の充実した文章であれば質のいいコンテンツとみなされます。また、画像や表を使うなど、パッとみて分かりやすいコンテンツもおすすめです。
また、Googleマイビジネスに登録したことでネットユーザーが口コミを寄せることもあります。この場合、ウェブサイトの運営者として返信を心がけてみてください。ネットユーザーとウェブサイト運営者のやり取りがあればあるほど内容充実のウェブサイトで管理がしっかりしているという印象を与えることができます。ネットユーザーピリティがよくなると見てもらえるようになるはずです。