ページスピードが遅い場合、ユーザーは興味を示さなくなり離脱してしまうことがあります。検索結果でのランキングが下がってしまう原因となるので、ページの表示速度を早めるSEO対策はとても必要である要素となります。Googleでは、「Speed Update(スピード アップデート)」を採用しており、ページの表示速度を早めることはSEOの面でもとても重要となっています。ページの表示速度を早めて、ユーザーが満足して訪問してくれるサイトとしましょう。
ページの表示速度を早めるSEO対策はどの様に対処すべきなのか、以下に解説していきます。
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Webページの表示速度が遅い場合発生するリスク
Webページの表示速度が遅い場合、以下のような悪い事ばかりが発生してしまいます。
- アクセス数が少なくなる
- 検索順位が下がってしまう
- 顧客満足度が下がる
- コンバージョンが下がる
- 売上が落ちる
ページの表示が遅いのは仕方がないと思うかもしれませんが、Webページの中で大事な要素のほとんどが落ちてしまいます。これでは、Webページの意味がなくなってしまいます。
Amazonが行ったページ速度に関する調査では、0.1秒ページ速度が遅くなることで1%もの売り上げが低下することが明らかになっています。また、Googleは0.5秒ページの反応が遅いと20%のアクセス数低下が発生すると発表しています。ほんの少しページ速度が遅いだけで、こんなにも多くのリスクを背負ってしまいます。ページの表示速度を早めることは、0.1でも早めることはとても重要ということがわかります。
Webページの表示速度の計測をしてみよう
Webページの表示速度を実際に計測してみて、どのような評価なのか確認してみましょう。いくつかのWebページの表示速度の計測ができるサービスがありますが、1番有名なのがGoogleが無料で提供してくれる「Google PageSpeed Insights」が使い方が簡単です。
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計測したいWebページのURLを入力し、「分析」ボタンを押すだけで測定してくれます。パソコンだけではなくスマートフォンのスピードも計測してくれ、100点満点での点数を付けた測定となります。一般的な評価で70点、85点以上の場合高評価となります。Webページの表示速度が把握できたら、Webページの表示を早めるために改善を行いましょう。
Webページの表示速度は止める方法
Webページの表示速度は止めるためには、様々な最適化を行っていきます。その中から誰でもできる簡単な最適化をお教えしますので、1つ1つ細かく行っていきましょう。
画像の最適化
画像の最適化とは、画像のファイルのサイズを下げることを行います。意外と画像というのは容量が大きくなっており、Webサイトに大きな負担を与えていることがあります。画像のファイルの容量を下げる方法に、ロスレス圧縮という方法があります。ロスレス圧縮とは、画像に含まれている余分なデータを圧縮することが可能であり、最小限の画像ファイルサイズとすることができます。
画像をロスレス圧縮にする場合、無料の「TinyPNG」や「JPEGmini」を使うと簡単に圧縮ができます。また、Photoshopなどの画像編集アプリでも画像の圧縮はできますが、画像1枚ずつに対して行っていくので時間がかかってしまいます。そのため、「TinyPNG」や「JPEGmini」のような簡単で間違いのない無料サイトを使って圧縮することが一般的となっています。
「TinyPNG」を使って画像圧縮した例を挙げてみると、圧縮前は3.2MBだった圧縮が1.8MBまで容量を下げることができました。画像圧縮により、「Google PageSpeed Insights」での点数が70点から80点近くまで上げることができました。点数大幅アップへとつながるので、とても効果的な作業といえます。
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cssの縮小
cssの縮小とは、CSSファイルの中にある余分な余白や改行、インデントの削除を行う作業です。難しく思うかもしれませんが、無料サイトの「CSS Minifier」を使って簡単に行うことができます。改行が無くなり、ファイル圧縮となります。この方法は、小規模サイトの場合点数に変化が出ない場合があります。大規模サイトの場合容量を減らすことができるので、規模に合わせて行うべき対応といえます。
gzipの圧縮
gzipの圧縮は、Webページの中で使っている「HTMLファイル」や「CSSファイル」などをファイル別で圧縮しブラウザに読み込ませる圧縮方法です。
「7-Zip」というフリーソフトにより、圧縮が出来ます。
使用しない外部ファイルの削除
Webサイトは、外部ファイルの数に対して通信をおこないます。そのため、外部ファイルが多ければ多いほどサイと表示速度は遅くなってしまいます。使わない外部ファイルが無いかチェックし、不要なファイルは全て削除しましょう。今は配信停止している広告計測タグは、定期的に見直しをして削除することをおすすめします。
スマートフォンのキャッシュの利用
キャッシュというのは、Webページのデータを一時的にブラウザに保存し、次にページを開く際に素早い表示とする仕組みです。スマートフォンで開く際に素早く表示ができるので、ユーザーのストレスが溜まりません。htaccessファイルにブラウザのキャッシュを有効とする文字列を記載することで、実装ができます。
この対応は、サーバーサイドの知識がある程度必要となります。実装することで、5点程度上げることができます。