キーワードが重要。ウェブサイト制作にキーワードをどう使うか

キーワードが重要

ウェブサイトの制作でも、ユーザーが実際に目にする記事・コンテンツの作成はとても大切。なぜなら実際にユーザーが持つ悩みや疑問を解決するのが、記事でありコンテンツだからです。ユーザーがキーワードを検索するときには、かならず何かを解決したいという検索意図があります。そのため記事の作成には、検索意図を満たす必要があるのです。そして、ユーザーの検索意図を満たすための、確実な方法が「記事ごとにキーワードとテーマを絞る」こと。

本稿では、記事作成におけるキーワードの使い方について解説をします。

目次

ウェブサイト制作とキーワード

サイト設計

ウェブサイト制作には、サイト設計やキーワード選定はとても大切ですが、それ以上にこだわらなければならないのが記事作成。どれだけサイト設計やキーワード選定がうまくできても、記事でユーザーを満足されられないとムダになってしまいます。

もし訪れた記事のトピックが、一貫性のないバラバラの内容なら、違和感を感じてすぐに離脱してしまうでしょう。たとえば「動物」といテーマに対して、「食べ物」のトピックがくわしく書かれていれば、ユーザーは「この記事は私に関係ないな」と感じるはずです。そのため記事ごとに明確にテーマを分ける必要があります。

1ページ1キーワードの原則

1つの記事に対して1つのテーマを前提とすると、必然的に1ページ1キーワードが原則となります。

たとえば記事の評価を振り分けるチップを、あなたが10枚持っているとしましょう。チップを1つのキーワードに集中して使うのと、10のキーワードに分けて使う場合では、前者の方が評価を集めやすくなるはず。

1ページでたくさんのキーワードを狙うと、チップが分散してしまうために評価されにくいのです。ユーザビリティを失うほど分解するのは問題ですが、ユーザーが快適に読めるキーワード設定で記事を作成し、関連する記事同士を内部リンクでつないで補完します。

記事ごとにキーワードを設定する

記事ごとにテーマを分けるためには、それぞれにキーワードを設定することで解決します。

「果物+名称」であれば、「柑橘類 果物 みかん」「柑橘類 果物 レモン」などのように、キーワードを設定するとよいでしょう。

また見出しも「原産地」「栄養」「味」ではなく「みかんの原産地」「みかんの栄養」「みかんの味」など、かならずキーワードを含めます。これはユーザビリティを高めるだけではなく、検索エンジンに適切な内容を伝えるためにも有効な手段です。

漠然とした見出しだと、検索エンジンも何のトピックについて書かれているかを正確に判断できません。どれだけ検索エンジンの文章解析の精度が上がったとはいえ、まだまだ発展途上ですから、検索エンジンにも配慮しなければならないのです。

過剰なキーワードの詰め込みは順位を下げる原因に

記事の作成にキーワードが必要とはいえ、むやみに詰め込み過ぎると評価を落とす原因となってしまいます。

キーワードは含めるべきですが、あくまで文章として自然な範囲に留める必要があるのです。過剰なキーワードの詰め込みは、検索エンジンから評価されないだけではなく、ユーザーが読んだときに違和感を感じさせます。違和感を感じると人は無意識に拒絶するもの。そうなるとすぐ離脱されるため、成果に結びつかないだけではなく、ユーザーの行動を察知した検索エンジンは、ますますそのページの評価を下げるでしょう。

アンカーテキストにキーワードを入れる

キーワードが必要なのは、記事タイトルや見出しだけではありません。内部リンクを貼るときの「アンカーテキスト」にもキーワードを含める必要があるでしょう。

たとえば「柑橘類 果物 みかん」をテーマにした記事から、関連する「レモン」をテーマにした記事へと内部リンクを貼るとします。その場合は「関連記事はこちら」ではなく、「柑橘類レモンの詳細ページはこちら」など、かならずキーワードを含めましょう。もちろんアンカーテキストも、過剰なキーワードの詰め込みや、関係しない偽ったキーワードを含めるのはNGです。

キーワードと検索意図

キーワードと検索意図

キーワードには、それぞれユーザーが求めている「検索意図」があります。

そしてよいコンテンツとは、その検索意図に対して、できる限りマッチする答えを提供すること。ユーザーが求めている答えを、オリジナルかつユニークな視点で提供してあげることなのです。

ですがオリジナルの内容にこだわり過ぎると、慣れないうちはどうしても書き手目線で、検索意図とはズレた記事となりやすいため注意が必要。また1ページ1キーワードの原則から脱線して、記事を書いているうちに、別のトピックについて深掘りしてしまうこともよくあるミスです。検索意図にマッチさせながらも、オリジナリティのあるユニークな記事にするのはとてもむずかしいですが、1ページ1キーワードの原則を意識するだけでも質を高められます。

異なるテーマが入ると評価が落ちる

1ページ1キーワードの原則から外れて、異なるテーマやキーワードが入ると、ユーザーが読みづらいだけではなく、検索エンジンからの評価も落とします。

単純にアルゴリズムによって評価されにくいのはもちろんですが、検索意図がズレてユーザーの直帰率が上がるほど、評価を下げることに。繰り返しにはなりますが、記事のキーワードとテーマから外れないことが原則です。どうしても記事を書いていると、説明したいことが増えてしまいますが、別の記事に分けて内部リンクで誘導してあげると、ユーザビリティの高いサイトとなります。

1ページ1キーワードの原則で選ぶべき1キーワードは、「目標にするキーワードを選定する」「売上に直結するキーワードを選ぶ。ロングテール戦略」を参考にしてみてください。

共起語・関連語を含める

特定のキーワードで記事を書いていても、想起されやすい「共起語」や関連する「関連語」など、ともに使われやすい言葉は、意識的に含めて散りばめる必要があります。共起語とは、特定の言葉が使われるときに、ともに使われることの多い言葉のこと。共起語はツールで調べることができ、たとえば「みかん」であれば、つぎのようなキーワードが共起語として表示されました。

  • カロリー
  • kcal
  • mg
  • 商品
  • kg
  • 無料
  • ビタミン
  • 果物
  • ギフト
  • Amazon

どれもみかんに関わりのありそうな言葉であることが分かりますね。上位表示を狙うキーワードで記事を書く時には、共起語が多く入るほど、検索エンジンからも評価されやすくなります。とはいえ普段の生活で、共起語などを意識するライティングをする機会はほとんどないことから、あまりにも意識し過ぎると、不自然な文章となりやすいので注意が必要。

本来は自然と共起される言葉のため、できるだけ自然な言い回しで散りばめていく必要があります。

1つのキーワードに絞らないとコンテンツが重複する

キーワードを絞らずに、書きたいことを書いていくスタイルを取ると、多くの場合ほかのコンテンツとテーマが重複します。そうなるとユーザーが読む時に「また同じ話題が載っている」と違和感を持つために離脱されることに。

またGoogleを中心とした検索エンジンは、コンテンツが重複することを好みません。そのため同じテーマが書かれた記事が2つあると、どちらかを検索結果に表示しないケースや、両方の評価を下げてしまうケースもあります。

本当は評価してほしい記事Aよりも、たまたま記事Bの中にある、記事Aと同じトピックが評価されてしまうことも。意図していない記事が評価されることで、修正したくてもできない問題も発生してしまいます。

このようなコンテンツの重複を予防するためにも、1ページ1キーワードの原則を守るのが大切なのです。

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