世界15万社以上で導入されているSFA・CRMツール「Salesforce」に認定資格があることをご存知でしょうか。認定資格がなくてもSalesforceを利用できますが、資格取得には様々なメリットがあるためチェックしておきましょう。ここでは、Salesforceの認定資格の種類から取得のメリット、難易度まで詳しく解説します。
Salesforce認定資格の種類
Salesforceには、管理者やアプリ構築者、開発者など、様々な職種に対応した認定資格があります。対応している職種やツールごとに、Salesforceの認定資格をまとめました。
向いている職種・関連ツール | 資格 |
管理者およびCRMコンサルタント | ・Salesforce認定アドミニストレーター
・Salesforce認定sales cloudコンサルタント |
アプリ構築者 | Salesforce認定 Platform アプリケーションビルダー |
開発者 | Salesforce認定Platformデベロッパー |
アーキテクト | Salesforce認定
Development Lifecycle and Deployment デザイナー |
Einstein Analytics(データ分析ソフトウェア) | Salesforce認定
Einstein Analytics and Discoveryコンサルタント |
PARDOT | Salesforce認定Pardotスペシャリスト |
自分の職種に対応した認定資格の取得を目指しましょう。また、この中でも特に有名なのがSalesforce認定アドミニストレーターです。そのため、本記事ではSalesforce認定アドミニストレーターを取り上げて、取得メリットや取得方法などを解説します。
Salesforce認定資格を取得するメリット
それでは、Salesforce認定アドミニストレーターを取得するメリットについて詳しくみていきましょう。
Salesforceの効果を引き出せる
Salesforce認定アドミニストレーターの取得には、Salesforceの知識とスキルが必要です。Salesforce認定アドミニストレーターを取得できた時点で、Salesforceを使いこなせるだけの知識とスキルが身についているでしょう。
Salesforceは多機能のため、多くの企業が導入しています。しかし、多機能であるからこそ使いこなせずに解約してしまう企業が少なくありません。Salesforce認定アドミニストレーターを取得すれば、Salesforceの効果を引き出せるでしょう。
他の従業員に教えられる
Salesforceの知識とスキルを身につければ、他の従業員にSalesforceの使い方を教えたり、不明点が出てきたときにサポートしたりできます。問題をすぐに解決できないと、営業活動に支障をきたしたり、取引先に迷惑をかけたりする場合もあるでしょう。
職場に1人はSalesforceのスペシャリストを配置することで、Salesforceを安定的に運用できます。
業務効率を向上できる
Salesforceの最大のメリットは、営業支援と顧客管理システムによる業務効率化です。ただし、Salesforceを使いこなせなければ、十分な効率化は期待できません。Salesforce認定アドミニストレーターは、Salesforceを使いこなすことで、業務効率を大幅に向上できます。
Salesforceを使いこなせば、1日の営業件数が増えることで、収益アップに繋がります。
転職に有利に働く
Salesforce認定アドミニストレーター資格は、Salesforceを使いこなせる証明になります。そのため、Salesforceを導入している企業への転職に有利に働くでしょう。企業としても、最初からSalesforceを使いこなせたり、他の営業マンに使い方を教えたりできる人材を求めています。
Salesforce認定アドミニストレーター資格の取得方法
Salesforce認定アドミニストレーター資格を取得するには、試験に合格する必要があります。受験資格は設けられていないため、誰でもSalesforce認定アドミニストレーター資格の取得を目指せます。試験概要や試験範囲について詳しくみていきましょう。
試験概要
Salesforce認定アドミニストレーター資格の試験の概要を以下にまとめました。
回答方式 | 選択肢問題×60問 |
試験時間 | 90分 |
合格ライン | 正解率65%以上 |
受験料 | 20,000円(税抜) |
また、受験を受ける流れは次のとおりです。
(1)アカウント登録
(2)受験科目や受験会場の選択
(3)受験
当然ではありますが、試験中には資料を参照できません。
試験範囲
Salesforce認定アドミニストレーター資格の試験範囲は非常に幅広いため、十分な勉強時間の確保が必要です。試験範囲は次のとおりです。
組織の設定 | 組織関連の設定について。営業時間帯や会計に関することなど |
ユーザーの設定 | アカウント登録や管理などの基礎知識 |
セキリティとアクセス | パスワードやネットワーク設定、ログインに関することなど。 |
標準オブジェクトとカスタムオブジェクト | 標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの基本情報と設定方法 |
営業アプリケーションとマーケティングアプリケーション | Salesforceのコンテンツ機能、や商品知識、価格、マーケティングと営業に使う機能について |
サービスアプリケーションとサポートアプリケーション | コミュニケーションアプリケーションの機能について |
活動の管理 | 営業日報やタイムライン機能など |
データの管理 | データのバックアップや管理全般 |
分析-レポートとダッシュボード | レポートの作成方法や管理 |
ワークフロー/プロセスの自動化 | メールの一斉送信のような自動化に関する知識 |
デスクトップとモバイルの管理 | Salesforceのモバイルアプリとの連携など |
APPEXVHANGE | Salesforce提供
「AppExchange」について |
まとめ
Salesforceの資格を取得することで、Salesforceを使いこなせるようになるため、業務効率化や収益アップに繋がります。また、他の従業員のサポートも可能になり、組織全体の業務効率化が期待できます。Salesforceの魅力を引き出したい方は、認定資格の取得を目指しましょう。